子育てしながら看護師に復職する方法

育児と両立させながら働く場合には、家族など周りの協力が欠かせません。夫や親から子育てしながら働くことに対して理解を得ることができれば、自身も安心して職務に当たることができます。親や夫に子供を任せられないのであれば、保育施設を利用するのも一つの手です。保育施設を利用する場合は利用可能時間や延長保育の有無、子供が病気をしたときの対応など細部までよく確認しておきましょう。何より大事なのは、子供の協力です。小さいからどうせわからないと思わず、意思疎通ができる年齢であれば、復職する考えがあること、復職することで起こり得る状況などをしっかり話し合いましょう。

子供を預ける環境が整ってもすぐに復職せず、少し時間を空けることでより安心して復職することができます。環境を整えたつもりでも、子供を預けることで実際にどのような問題が発生するかはわかりません。一度働きに出てしまうと、もし想定外の問題が起こった場合、忙しくて修正も難しくなります。時間を空けることで、起こり得る問題をあらかじめ確認することが可能です。

復職する際の心構えも重要です。過去にどれだけの経験を積んでいたとしても、新しい職場では新米ナースと変わりません。覚えていることやわかることがあったとしても、指導を仰ぐ場面は必ず訪れます。指導員が年下であっても中途半端なプライドは捨て、相手が指導しやすい環境を構築することが大切です。謙虚に学ぶ姿勢は、良好な人間関係を築く助けになり得ます。